!のあらわす意味とは?
ビックリマーク「!」、驚きを表す記号で、
- 日本では「感嘆符(かんたんふ)」
- 英語では「エクスクラメーション・マーク(exclamation mark)」
といいますが、数学でもこの記号が出てきます。
今回はこの「!」について見ていきましょう!
階乗(かいじょう)
数字の後に!をつけて、かけ算の記号として用いられます。例えば
1!=1
2!=2×1
3!=3×2×1
4!=4×3×2×1
などのようの整数を1から順にかけるような計算になります。
この様な計算のことを階乗(かいじょう)といいます。
この記号の由来は、計算した結果が「びっくりするほど大きくなる」からだとか。
(ネーミングがけっこう安直ですね(^^))
さらに続けると、
5!=5×4×3×2×1=120
6!=6×5!=720
このように前のものを利用して計算もできますね。
この計算が使われる例をあげましょう。
例題
(例)陸上での4人リレーを行うとき、走る順番は全部で何通りありますか?
4にんをA、B、C、Dさんとします。
仮に最初にAさんを選ぶと、次は残る3人の中(B、C、Dさん)から選ばれます。
それが決まると、残りの2人から選ばれ、最後に残った一人が選ばれます。
今、Aさんをはじめに選んだ例を示しましたが、
- Bさんが最初
- Cさんが最初
- Dさんが最初
の場合も同じように考えられます。
計算の仕方は
はじめの選び方が4通り
次が3通り
次が2通り
残り1通り
となるので
4×3×2×1=4!=24通り
であることが分かります。
樹形図
上の問題をわかりやすく図で表してみましょう。
このようにAをはじめとして、分岐していく図になります。
これは木の形をしているため樹形図(じゅけいず)という名前がついています。
図で考えていくと、視覚的にもわかりやすいですね!
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